“本当に英語を伸ばしたい人”のための学校選びのポイント


2010年から、日本でもフィリピン留学が人気が出始め、今年は2度目のフィリピン留学をされるリピーターの方が多くなってきました。その中には、初めてのフィリピン留学で失敗してしまい、2度目は“本当に英語が伸びる学校”を本気で探される方が多いです。

パンフレットやホームページには良いことしか書いてありません。また、英語力が伸びそうと思いがちなカリキュラムもあります。そこで、“本当に英語を伸ばしたい人”は、どのようなポイントを見て学校選びをすればよいのでしょうか。


POINT 1 フィリピン留学で英語が伸びるのはマンツーマンの力


フィリピン留学は欧米留学にはない、マンツーマンレッスンを受けることができます。多くのフィリピンの英語学校で、平均して1日3時間程度のマンツーマンが設定されています。マンツーマンメインと謳いながら、グループレッスンの方が多い学校が多数派です。

マンツーマンで英語力が伸びる理由は以下のものが挙げられます。



英語はInputした物の中でOutputした物ほど、すぐに身に付きやすいです。そのため、多くの日本人学生が求める「英会話力」を身に付けるために、マンツーマンは最強のレッスン方法です。マンツーマン時間数は1日4時間以上は欲しいところです。もちろん、マンツーマンがただ多いだけでなく教師の質や教授法が優れているなど、質も重要です。


POINT 2 集中して学習できる時間には限界がある


1日のレッスン時間が10時間を超える学校と8時間程度の学校では、10時間を超える時間数の学校の方がお得で英語が伸びる気がします。でも、イメージしてみてください。1日10時間を超えるレッスンを、数ヶ月の間、集中力を切らさずに受けることができるでしょうか。

おそらく、厳しいと感じる方もいると思います。集中力を持ってレッスンを受けなければ、意味がありません。そしてレッスンを受けたならば、レッスンで学んだことを忘れる前に、整理して習得する自習時間も必要です。早朝から夜遅くまでレッスンが行われる学校は、その時間が確保できない場合があります。

モチベーションを維持できるか、そのためにどのような環境がベストか、しっかりと考える必要があります。


POINT 3 スパルタは効率的?


スパルタとは、授業時間が長く、平日外出禁止、賞罰の設定などがなされたコースです。いかにも英語力が伸びそうです。ただ、POINT 2で述べた通り、授業時間が多いことは必ずしもメリットになるとは限りません。

元々、スパルタは韓国系の学校で、このような学生さんを対象として作られました。



つまり、必修授業を早朝から夜遅くまで設定することで、自由時間を作らせない=強制的に勉強させるというのがスパルタの考え方です。上記の3つに完全に該当する方は、スパルタをお勧めします。また、勉強しない人を対象にしたもののため、英語初心者が多いコースになります(試験対策は除く)。

しかし、日本では授業時間が多いフィリピン留学を選ぶ人は、英語力向上への意欲が高く、自習することは当たり前と考えています。予習・復習を重視する教育を受けていますので、自然と自習します。そのため、“英語を話せるようになりたい!”と学習意欲の高い方ほど、自分のペースで勉強できないのはストレスになります。厳しければ良いというわけではないということです。


POINT 4 モチベーション維持には立地環境が大事


どんなに良いカリキュラムであっても、勉強しなかったり、集中力を欠いていれば意味がありません。留学は数ヶ月に渡るため、モチベーション維持との戦いになります。その時に、重要なことは、“ON/OFFを切り替える”ということです。

フィリピン留学は、平日は朝から夜までレッスンです。そして、食事は3食、掃除選択も不要・設備充実の全寮制です。そのため、勉強目的であれば平日に外出する必要がありません。

郊外の学校は誘惑が少ないですが、人によってはリフレッシュする場所がないと感じられるかもしれません。あまりにも誘惑に弱い人は市街地の学校は、毎日がOFFになるかもしれません。そこで重要なのは、学生管理という点です。学校が学生に自由気ままにやらせてしまえば、誘惑に負けた学生の怠け癖が伝染していき学習環境が悪くなります。学生にやる気がなければ、教師達もやる気がなくなります。

そうならないように、学生が学習に目を向けるように、ルールを決定しスタッフがそれを守らせるという学生管理が行き届いた学校は風紀が維持され、ON/OFFを切り替えてモチベーションを維持した英語学習がしやすくなります。


POINT 5 有名だから、安いからで選ぶのはダメ!


日本のほとんどのエージェントで紹介されている学校は、フィリピンでも規模の大きい有名校ばかりなことが多いです。数社しか扱っていない学校は「どうなんだろう?」と思われるかもしれません。実はフィリピンには日本人が知ることのない無名校が数百あり、日本のエージェントが扱っているだけでも、運営体制がしっかりしていることがほとんどです。

最も大事なことは、いくらフィリピンの人件費が安いとは言え、良い教師、快適な設備、安心できるサポート体制にはお金がかかるということです。設備、衛生面、食事、サポート、セキュリティなど、日本人感覚で安心&快適に留学生活できるように、多くのスタッフが雇われており、その分のコストを必要としています。何より、教育の質で重要なポイントである優秀な先生は各学校間で引き抜きも多く、人件費が右上がりになっている現状があります。そのため、しっかりした学校は、相場なりの価格を設定しています。その点で手を抜けば、安い学校は簡単に作れてしまうのがフィリピンです。

いくらフィリピン留学が安いからといっても、それなりにまとまった費用がかかるのが留学です。さらなる安さだけを求めて英語が話せないまま帰国するのは安物買いの銭失いになってしまいます。良質な教育ができる学校を選んで英語が話せる方が、明らかに将来の夢やキャリアアップに繋がるのは間違いありません。大事なことは教育品質と価格のバランスを考えたコストパフォーマンスです。


POINT 6 フィリピン留学で重要な国籍比率


学校選びをされる時に重視する点として「学生の国籍バランスが良い」というものがあります。
英語環境で生活するために、欧米留学では基本とされる考え方ですが、これは「日本人が少ないと良い」という意味ではありません。

欧米の学校では、東アジア、東南アジア、南米、中東、東欧と様々な国籍の学生が集まってきます。このため、どの国籍も多数派とならない国籍比率となることで、共通語として英語を使う空気が生まれます。これは各国籍の学生が少人数ずつ集まることが理想です。

しかし、フィリピン留学で様々な国籍の学生が少人数ずつ集まることはありえません。それは日本と韓国の学生で99%を占める留学地のため、どちらかが少数になれば、どちらかが多数派になります。「日本人が多いと英語を話さなくなる」ということを恐れて日本人が少ない学校を選べば、「韓国人が多くて韓国語が飛び交う」という環境になります。このため、フィリピン留学では、どう頑張っても欧米の学校のような、英語環境が生まれる国籍バランスは望みようがありません。つまり、学習効果のために国籍比率を気にするのは、あまり意味がありません。

フィリピン留学で国籍比率が影響を及ぼすのは生活面です。どの学校も多数派の国籍に合わせて、食事・サポート・設備などのサービスが提供されます。全寮制のため自分の感覚に合わせて生活を送ることは不可能なため、少数派となる国籍の学生は、ストレスを抱え込むことになりがちです。例えば、韓国人が多い学校は、食事も連日韓国料理です。数日は楽しんで食べられても、慣れないメニューを数ヶ月食べ続けるのは大変なストレスになります。

生活面でストレスを抱えることは、学習面でも集中力が低下する悪影響を及ぼします。国籍比率次第では、せっかく学習に集中してもらうためのフルサポートの全寮制が裏目に出てしまいます。

フィリピン留学は、朝から夜までレッスンが行われるため、英語環境はまさにレッスンそのもので、十分な英語を使うチャンスが確保されています。そのため、外国籍の学生との英語コミュニケーションを期待して国籍比率を重視する意味は薄く、生活面でストレスを抱えないように一定数以上の日本人学生がいることで、日本人に配慮されたサービスが行われている学校が望ましい特徴があります。


最後に


現地調査し、厳選した学校の中から、最もお客様のニーズや希望にあう学校選びをお手伝いするのが留学エージェントの役割です。

特に、弊社は「本当に英語を伸ばしたい方」に質の高い学校情報を提供することをコンセプトにしています。旅行代理店ではありませんから、あまり教育面に結びつかない(場合によっては学習の阻害要因となる)ことを進んでクローズアップしたカウンセリングはしていません。そのため、長期留学のお申し込みが多く、クレーム0なことを誇りとしています。とことん丁寧にご納得頂けるカウンセリングをすることは、当たり前と考えていますので、遠慮なさらずに何度でもご相談ください。

▼カウンセリングポリシー

  • お問い合わせは翌日までに回答致します!(繁忙期は遅れる場合がありますのでご了承ください)
  • 電話セールスは一切しません!
  • お申し込みを迫る行為はしません!
  • メリットだけでなくデメリットもお話します!
  • 説明会では当日お申し込みを頂くことはしません!
  • 費用はしっかり分かりやすくご説明致します!
  • お申し込み後も、豊富な資料とアドバイスで航空券など出発準備をしっかりサポートします!


ページの上部へ戻る

Copyright© 2011 ブロス留学センター All Rights Reserved.